キャラバンコーヒーの横浜工場は、無公害焙煎工場として昭和55年に創業しました。
伝統の品質を守り続ける横浜工場のこだわりをご紹介します。

コーヒーへのこだわり

生豆の入荷・クリーニング

まずは倉庫から。豆はここに届き、そして搬入されていきます。工場の入口には、パレットの上に60kg、あるいは70kgのコーヒー豆が入った麻袋が積み重なって壁をなしています。その産地は、「ブラジル」、「コロンビア」、「エチオピア」など、実にさまざま。ちなみに、コーヒーには「シングルオリジン」と「ブレンド」があり、よく耳にする「ブレンド」とは異なる産地の豆を混ぜたコーヒー、「シングルオリジン」とは産地が一つに限定されたコーヒーを意味しています。

産地と工場でのダブルチェック

コーヒー豆の入った麻袋を丁寧に紐解き、投入口に豆を落とし、金属片や石を取り除く金属探知機・比重選別機に通したあと、サイロ(豆の貯蔵庫)に送り込まれます。このとき除去された異物には、コーヒー豆大の小石や、いびつな形をした豆(不良豆)などがあります。


産地でも選別機を使用して豆以外のものを排除する作業は行われていますが、入荷後も異物が混じっていることがたまにあるため、こうして私たちの工場でも再度念入りにチェックをするのです。

厳重に異物を取り除かれた原料豆は、生産国別に分けられた20本の大きな逆三角錐のサイロに貯蔵されます。ブレンドの配合率に応じ、このサイロから機械制御で焙煎機へと搬送されます。


品種によって異なる輸送時の梱包方法

ところで、このように横浜工場に入荷してくる豆の中で、『特別扱い』されているものがいくつかあります。例えば、多くのコーヒー豆は麻袋に入れられて輸出されますが、高級コーヒー豆の代表として知られる「ブルーマウンテン」ともなると、袋ではなく木の樽に入れられて運ばれてきます。「スペシャルティコーヒー」の中には、鮮度を損なわぬよう真空パックで運ばれてくるものもあります。梱包状態だけでなく、「有機栽培」の豆にいたっては、使用する機材が通常のものと区別されており、同じ機械を使う場合には有機栽培の豆を通す前に清掃・洗浄するなど、特に神経を使って扱われています。


焙煎について